依存症予防教育

一度手を出したら人生が終わると強烈にアピールする予防の手法には、大きな弊害があります。手を出した人へのスティグマ(差別・偏見)を強め、社会的排除を推し進めてしまうからです。

ではどうしたらいいのでしょうか?予防には「発生・進行・再発」の3つがあり、この3つの予防を同時に進め、回復を応援する社会をつくることが大切です。

その担い手が、依存症の「当事者・家族・支援者」です。依存症をよく知り回復を実感している人たちが、予防のノウハウとツールを持ち、「正しい知識」「回復の実感」「予防に必須のライフスキル」を伝えていきます。

身近な物資や行為にどこに落とし穴があるのか、依存のメカニズム、つながることの大切さ、人生はやり直せること・・・これは、自殺防止にもつながると信じています。