「なぜ人は自分を責めてしまうのか」

著:信田さよ子

 

自責感とうまくつきあう。

当事者の言葉を辞書として、私たちを苦しめるものの正体に迫る。

公開講座をもとにした、もっともやさしい信田さよ子の本。

 

「すべて自分が悪い」というふうに自分の存在を否定することで、世界の合理性を獲得する。この感覚を自責感といいます。臨床心理学では、自責の問題はほとんど扱われてきませんでした。この本では当事者の言葉を辞書として、自責感だけでなく、母と娘、共依存、育児といったものにまつわる問題を考えていきます。講座の語り口を活かした、やさしい一冊です。

 

①母はまだ重い

②共依存を読みとく

③母への罪悪感と自責感

④逆算の育児

⑤なぜ人は自分を責めてしまうのか