「身近な薬物のはなし」
著:松本俊彦
酒、お茶にコーヒー、煙草、処方薬や市販薬・・・私たちはアルコールをはじめ、様々な「薬物」とともに生きている。
なぜ人は薬物を求めるのか。
乱用に至る人々の背後にある苦しみや生きづらさとは、精神科医で依存症研究の第一人者が、身近にある薬物の歴史や私たちの暮らしとの関わりを語る。好評のウェブ連載、待望の書籍化!
①本当に有害な薬物とは?
②アルコール(1)ストロング系チューハイというモンスタードリンク
③アルコール(2)人類とアルコールとの戦い
④アルコール(3)人間はなぜ酒を飲むのか?
⑤カフェイン(1)毒にして養生薬、そして媚薬
⑥カフェイン(2)人類とカフェインの歴史
⑦市販薬、セルフメディケーションは国民の健康を増進したか?
⑧処方薬、医療へのアクセス向上が作り出す依存症
⑨タバコ(1)二大陸をつないだ異教徒の神器
⑩タバコ(2)社会を分断するドープ・スティック
⑪「よい薬物」と「悪い薬物」は何が違うのか?